version 1.34, 1999/12/21 12:02:21 |
version 1.37, 1999/12/21 18:01:13 |
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\author{ |
\author{ |
前川 将秀\thanks{神戸大学理学部数学科}, |
前川 将秀\thanks{神戸大学理学部数学科}, |
野呂 正行\thanks{富士通研究所}, |
野呂 正行\thanks{富士通研究所}, |
小原 功任\thanks{金沢大学}, \\ |
小原 功任\thanks{金沢大学理学部計算科学科}, \\ |
奥谷 幸夫\thanks{神戸大学大学院自然科学研究科博士課程前期課程数学専攻}, |
奥谷 幸夫 |
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%\thanks{神戸大学大学院自然科学研究科博士課程前期課程数学専攻}, |
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\thanks{神戸大学大学院自然科学研究科数学専攻}, |
高山 信毅\thanks{神戸大学理学部数学教室}, |
高山 信毅\thanks{神戸大学理学部数学教室}, |
田村 恭士\thanks{神戸大学大学院自然科学研究科博士課程後期課程情報メディア科学専攻計算システム講座} |
田村 恭士 |
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%\thanks{神戸大学大学院自然科学研究科博士課程後期課程情報メディア科学専攻計算システム講座} |
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\thanks{神戸大学大学院自然科学研究科情報メディア科学専攻} |
} |
} |
\date{1999年11月25日} |
\date{1999年11月25日} |
%\pagestyle{empty} |
%\pagestyle{empty} |
Line 44 OpenXM 規約独自のデータ形式である CMO 形式(Common Math |
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Line 48 OpenXM 規約独自のデータ形式である CMO 形式(Common Math |
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\section{OpenXM の計算モデル} |
\section{OpenXM の計算モデル} |
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{\Huge この節では計算モデルの話をしなければいけませんよ、田村君} |
{\Huge この節では計算モデルの話をしなければいけません} |
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OpenXM 規約での計算とはメッセージを交換することである。 |
OpenXM 規約での計算とはメッセージを交換することである。 |
そして、そのメッセージの交換はサーバとクライアントの間で行なわれる。 |
そして、そのメッセージの交換はサーバとクライアントの間で行なわれる。 |
クライアントからサーバへメッセージを送り、 |
クライアントからサーバへメッセージを送り、 |
メッセージに対する返答を受け取ることによって |
サーバからクライアントがメッセージを受け取ることによって |
計算の結果が得られる。 |
計算の結果が得られる。 |
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サーバはスタックマシンであると仮定されており、 |
サーバはスタックマシンであると仮定されており、 |
サーバがクライアントから受け取ったメッセージはすべてスタックに積まれる。 |
サーバがクライアントから受け取ったメッセージはすべてスタックに積まれる。 |
OpenXM のメッセージの中にはサーバに行なわせたい動作に対応するデータがあり、 |
ただし、OpenXM のメッセージの中にはサーバに行なわせたい動作に |
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対応するデータがあり、 |
このメッセージを受け取ったサーバはそれに対応する動作を |
このメッセージを受け取ったサーバはそれに対応する動作を |
行なうことが期待されている。 |
行なうことが期待されている。 |
ただし、サーバは命令されない限り何も動作を行なおうとはしない。 |
しかし、サーバは命令されない限り何も動作を行なおうとはしない。 |
このため、クライアントはサーバへ送ったメッセージの結果を |
このため、クライアントはサーバの状態を気にせずにメッセージを送り、 |
サーバから |
一旦メッセージを送付し終えると |
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あとはサーバへ送ったメッセージの結果を |
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サーバから待つことなしに次の動作に移ることができる。 |
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これはクライアントがサーバへ一旦メッセージを送付し終えると、 |
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あとはサーバ側の状態を気にせずにクライアントは |
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クライアント自身の仕事に戻れることを意味する。 |
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\section{OpenXM のメッセージの構造} |
\section{OpenXM のメッセージの構造} |
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{\Huge この節では構造の話をしなければいけませんよ、田村君} |
{\Huge この節では構造の話をしなければいけません} |
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OpenXM のメッセージはバイトストリームであり、次のような構造を持つ。 |
OpenXM で規定されているメッセージはバイトストリームであり、 |
\begin{verbatim} |
次のような構造になっている。 |
ヘッダ ボディ |
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\end{verbatim} |
\begin{tabular}{|c|c|} \hline |
ヘッダの長さは8バイトであると定められている。ボディの長さはメッセージご |
ヘッダ & \hspace{10mm} ボディ \hspace{10mm} \\ \hline |
とに異なる($0$でもよい)。 |
\end{tabular} |
ヘッダは次の二つの情報を持つ。 |
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ヘッダの長さは 8 バイトであると定められている。 |
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ボディの長さはメッセージごとに異なっているが、 |
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長さは $0$ でもよいことになっている。 |
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ヘッダは次の二つの情報を持っている。 |
\begin{enumerate} |
\begin{enumerate} |
\item 前半の4バイト。タグと呼ばれ、メッセージの種類を表わす識別子である。 |
\item 前半の 4 バイトにある、メッセージの種類を表わす識別子。 |
\item 後半の4バイト。メッセージにつけられた通し番号である。 |
タグと呼ばれる。 |
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\item 後半の 4 バイトにある、メッセージにつけられた通し番号。 |
\end{enumerate} |
\end{enumerate} |
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それぞれの4バイトは32ビット整数とみなされて処理される。 |
それぞれの 4 バイトは 32 ビット整数とみなされて扱われる。 |
この場合に用いられる整数の表現方法については後述するが、基本的に |
この場合に用いられる整数の表現方法の説明については後述するが、 |
表現方法はいくつかの選択肢から選ぶことが可能であり、 |
基本的に表現方法はいくつかの選択肢から選ぶことが可能となっており、 |
また選択は通信路の確立時に一度だけなされることに注意しておこう。 |
またその選択は通信路の確立時に一度だけなされることに注意しなければならない。 |
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ボディの中のデータの表現方法は各データ形式が |
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それぞれ独立に決められるようになっている。 |
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もし、 OpenXM 規約でまだ定義されていないデータ形式を使いたい場合は、 |
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メッセージのヘッダのタグをまだ使われていなさそうな整数値に設定し、 |
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ボディにデータを埋め込めばよい。 |
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なお、このような用途にも |
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システム固有の表現のために推奨されている値がある) |
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{\Huge 以下、書き直してね。} |
{\Huge 以下、書き直してね。} |
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ボディの中のデータがどのように格納されているかは |
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各データ形式がそれぞれ独立に決められるようになっている。 |
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もし、 OpenXM 規約でメッセージのやりとりを行ないたいが、 |
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まだ規約で定義されていないデータ形式を使いたい場合は、 |
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タグをまだ使われてなさそうな値 |
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(システム固有の表現のために推奨されている値がある) |
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に設定し、 ボディの部分にデータを埋め込めばよい。 |
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なお、すべてのメッセージに ボディが必要というわけではなく、 |
なお、すべてのメッセージに ボディが必要というわけではなく、 |
ボディのないメッセージも OpenXM 規約には存在することに |
ボディのないメッセージも OpenXM 規約には存在することに |
注意しなければならない。 |
注意しなければならない。 |